違うページを開く
- sign Any
- 6月11日
- 読了時間: 2分
更新日:6月18日

1冊の本を期間限定であなたが持っています。
その本は、あなたの身近な人や親しい人、一度だけ会った人も読んだことがある本です。
貴重な本ですが、読んだことがある人はきっとこれからも増えていくと思います。
でも、読めるページは人によって限られているみたいです。
とても貴重な本なのですが、どうやら読める期間も限られているみたいです。
親であっても、恋人や親友、家族であっても、全てを読むことはできません。
そして、それは世界に1冊しか存在せず、あなただけが全てのページを読めます。
でも、誰であってもいつかはその本を閉じる時がやって来ます。
人は誰しも自分だけの本を持っているように思います。
ジャンルは様々で、そのストーリーも登場人物も多種多様です。
平凡ながらも平和な物語、苦労が多く波乱万丈な物語、冒険やロマンスの多い物語など。
自分の人生を本に置き換えると、実に様々なページで構成されていると感じませんか。
辛く悲しい内容のページもあれば、読み返す度に胸がいっぱいになるページもあったり。
特筆すべきこともない淡々とした日常を描写するページもあると思います。
全てのページが楽しい内容ではないかもしれません。
でも、どのページを開くか、読み返すかは自分で選択することもできそうです。
もしかしたら、人はつい暗いページを開きたくなるものなのかもしれません。
そんな時は、「開かない」のではなく、違うページも開いてみるといいかもしれません。
どんなページがあっても、それはあなただけの、唯一の本(物語)なのだと思います。
これから先、どんなページに何を綴っていくのか、どのページを開いて読み返すのかはあなた自身に委ねられているのかもしれません。
全ての本はいつかエピローグを迎えます。
今が何章目なのかわからず、あと何回読み返せるのかわからないからこそ、できる限り読み進め、読み返したいものですね。
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